カイヴァルヤダーマ のティワリジに言われてからとっても腑に落ちている言葉があります。
それは
「期待を捨てなさい。」という一言です。
「それだけで苦が減ります。」
と言われました。
インドに勉強に行っているのに期待するなというのは????まるで意味が分かりませんでした。
でもインドに何度も行くようになってよく分かりました。
特に日本人に注意が必要なことです。
日本では、時間通りに交通機関がくるのが当たり前です。
すると時間通りに来るはずだという期待が生まれます。
日本ではお店に行くと店員が笑顔で声をかけてくれます。
すると、店員は笑顔で声をかけてくるはずだと期待が生まれます。
日本は特に期待だらけです。
それはサービス精神としてはとても褒められることで、素晴らしい文化でもあります。
おもてなし。
相手がされて嬉しいことを率先して行うのがサービスの基本ですから。
でもインド(外人の多い高級店は除く)ではその日本で当たり前のことは全く提供されません。
はじめは日本人としては何てサービスの悪いという印象を受けます。
期待はずれですから当然不快になります。
でも、だんだん慣れて来るとそれが普通になります。
電車が少し遅れたって乗れればいいわけで、目的にいけただけで嬉しくなります。
ぶすっとした店員も話してると笑顔になって色々話してきます。
とてもフレンドリーです。
期待をしなければ別に不快な気分は生まれません。
日本では、期待という常識によって実はかなり不幸を自分で作っています。
期待していたものと違った。
期待してるのに相手が答えてくれない。
期待はずれでガッカリした。
期待は自分が勝手にしているものです。
ですから不快も自分で作っています。
自分の人生を不快だらけにするのも、楽しいものにするのも自分次第です。
そういうのをヨガは教えてくれます。
ティワリジのその言葉は僕の考え方を大きく変えました。
「期待をしない。」
冷たい言葉ではなく、不幸を減らす魔法の言葉なんです。
因みに僕は他者の期待のために生きていません。
自分の使命感のために生きています。
もし他者の期待で押し潰れそうになっている人がいたら、その期待無視していいですよ。
理解者は他にもいます。
期待のない無垢な目で貴方を理解してくれる人はいます。
例えば親の期待が強くで辛い。
上司の期待が強くて辛い。
大丈夫、人が勝手に作った期待なんて気にしないで貴方らしくて大丈夫です。
世の中にはありのままの貴方を愛してくれる人がいます。
僕は特に親として、育児の中でそれを意識しています。
自分の作った期待を客観視できるような癖を作ると楽ですよ。
「期待を捨てる。」オススメです。
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