先日の症例検討会では実際にクライアントの方が来てくれて実践的な勉強会でした。
症例発表で曖昧だった所がいくつかありました。
「骨盤が左右傾斜しているが脚長差がない。
それは筋の短縮などによるだろう。」
これは説明が不十分だと感じました。
「体幹は左回旋だけど骨盤は右シフトになっている。
これはサッカーのポジションによるものだ。」
これも歩行と姿勢の観察ではピンと来ませんでした。
予防の評価では「つじつまが合う」ことが重要です。
矛盾がないと言うことが評価の確からしさを保証してくれます。
既往歴、スポーツ歴、姿勢変異、疼痛再現動作、機序などなど。
全ての要素が矛盾なく繋がり主訴を説明できるときにほぼ正しいのです。
アセスメントをしている時に、常に探偵のように犯人を特定できる証拠が十分かどうか疑うことが重要です。
ホントか?
合ってるか?
つじつまは合うか?
今回は、再評価を実際に行ってつじつまは全てあいました。
クライアントの方の承諾があれば、時々実際に症例検討会にきてくれることもあります。
予防運動研究会では毎月症例検討会をしています。
症例の見方をシェアするとてもいい機会ですので、見学でも発表でもセラピスト、トレーナー、インストラクターの方々の参加を楽しみにしています。
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