先日の予防運動研究会の症例検討会でいい質問がありました。
「体の正中化を目的として運動指導をする時に、回数やセット数を決める基準は何にすればいいですか?」というものでした。
筋トレの場合は最大筋力の何%かで瞬発力と持久力で決めますね。
セット数もレスト1~3分で概ね3セット以上と決まっています。
しかし、バランスや正中化の場合はクライアントの身体感覚によって直ぐに正中を感じられる人と中々感じられない人がいます。
そうすると決まった回数やセット数では規定できません。
この場合は、あるパフォーマンスができるかできないかというところでエクササイズの設定をするといいと思います。
ある特定の修正姿勢で片足立ちができるとか、閉眼で爪先立ち保持が10秒できるとか。
パフォーマンスは各クライアントによって異なりますが、出来るできないが明確であれば練習の目標として設定可能です。
単純な筋力ではなく運動能力の練習場合は、学習になるので学習されたかどうかを確認するテストが指標となります。
毎回症例検討会ではいい質問が出て、こちらも大変勉強になります。
予防運動に興味のある方は毎月開催していますのでお気軽に参加下さい。
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