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除痛もアセスメントの項目の一つ

先日の予防運動研究会の症例検討会の貴重なシェア内容をシェアしたいと思います。

 

アセスメントをして仮説を立てた場合、その仮説に則って介入していくわけですが、逆に症状が強くなってしまうこともあります。

 これはセラピストの陥りやすい部分でもあります。

私も経験しています。

 

それは主訴の痛みを完全に取れる、または軽減できる方向性を完全にアセスメント中に証明できていなかったからです。

アセスメントでは、骨格や動作や可動域、筋力、既往歴など様々な項目を検査します。

そして、主訴の原因をある程度絞っていくわけです。

そして仮説を立ててその原因をとっていくわけです。

ただ、この仮説の時に主訴が必ず楽になるまたは無くなると言うことを確認しなくてはいけません。

主訴が消える方向性を実証したところで仮説の正しらしさが保証されるのです。

そしてその改善への方向性をクライアント自身も実感するからこそ問題点やエクササイズの優先順位などをクライアントもセラピストも共有できるのです。

確証のないまま行くと、仮説は賭けになってしまいます。

そして、せっかく問題点やアプローチがあっていてもクライアントが優先順位を共有できなかったためにやり過ぎたり、時間をかけるエクササイズの優先順位を見間違い症状が悪化することがあります。

 

セラピストは治癒の方向性を確実に提示する必要があります。

その為にはアセスメントの中で主訴を必ず改善させる必要があります。

改善する方向性を実証できないのにアプローチを始めてはいけません。

 

今回のケースはセラピストが陥りやすい典型例でした。

私も初心忘れるべからずでとても参考になりました。

 

クライアントさんには申し訳ありませんが、我々セラピストも失敗から学びます。

そう言う意味で必ず失敗を糧にして還元できるように常に勉強し続けています。

うまくいった事だけでなく、悩んでいるケース、失敗してしまったケース含め、症例検討会はクライアントのために真摯な態度で最善な方法を模索する場です。

 

 

毎月行っていますのでセラピストやプライベートレッスンを持たれているトレーナー、イントラの方々の参加をお待ちしています。

私も本当にいつも勉強させてもらっています。